ガンの闘病中や難治性の脱毛症で髪を失った方のためのウィッグを、医療用かつらと呼びます。
優しいかぶり心地や肌への刺激が少ない事が特徴ですが、世の中で市販されているものは女性用の長い髪のものが多い印象です。
では、男性で医療用かつらが必要な場合、どのようなものを使用すればいいのでしょうか。
かつら専門店には、男性用の短い髪型のものも勿論販売されています。
インターネット上のウィッグ専門店などでも、専用のコーナーが設けられている事が多いので容易に購入することが可能です。
ただやはり女性用に比べると種類が少ないので、いくつかの店舗を見て回り気にいるものを探し当てる必要はあると思います。
元の髪型や仕上がりのイメージによっては、女性用のショートウィッグを買ってカットした上で使用している方もいます。
どちらにしてもショートヘアのウィッグは襟足が浮きやすいので、心持ち後ろが長めのものを購入すると自然に見えやすいです。
また、前髪やもみあげ付近は髪を下ろしたスタイルの方がナチュラルに見えます。
医療用かつらはけがをしたり、抗がん剤を投与した場合の脱毛時に使うことができるかつらのことで老若男女を問わず需要が見られます。
医療用かつらを購入する場合、国の補助金の対象になることもあり、医療用として使う目的であれば高額でもとっても入手しやすいものとなります。
ただ目的が頭部の保護を名目にすることも多いため、必ずおしゃれ目的だけでないことに注意を要します。
主に年齢の高い老人の方が使用されるケースが目立ち、それによって外見も若返ったりすることもあります。
老人にもなると病気がちになることも多く、特に抵抗力が弱くなるとがんなどの病気にり患しやすくなります。
そして抗がん剤治療を始めると、抗がん剤が体の正常細胞を傷つけることもあり、それによって毛母細胞も傷つけるため脱毛してしまいます。
そんな時に医療用かつらを被れば、脱毛を気にしないで人と出会うことが可能となります。
実際に医療用かつらを使うことで気分的に良くなり、病気に対しても前向きになる方も少なくありません。
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