医療用かつらのアレンジ方法

医療用かつらのアレンジ方法

医療用かつらというと自然な毛の流れが特徴です。かぶっていても不自然さがなく、医療用かつらを好んで利用している人もたくさんいます。

かつらだからといってそのままの髪型でしか使うことができないというわけではなく、アレンジをすることも可能です。たとえばナイロンゴム3本を用意して、横髪を残してハーフアップします。縛った部分をくるっと縛った髪の内側に巻き込んで髪の毛を10本ずつつまんで引き出していきます。顔の周りの髪の毛を後れ毛を残しながら生え際が見えないようにしながら後ろ側にねじります。その髪の毛をはじめに縛っておいた髪とあわせて縛りましょう。縛ったものをまた少しずつバランスを考えながら崩します。反対側も同じように縛って引き出して縛って出来上がりです。

医療用かつらは残り毛をしっかりと作ったほうが自然に見えるのでさりげなく残り毛を作るように気をつけます。ヘアピンを使っていないので根元が見えにくく、自然に見せることができるアレンジ方法です。

医療用かつらが秘める可能性

抗がん剤を使った治療を続けていると、次第に毛髪が抜け落ちてしまうだけでなく、治療を終えても毛髪が中々生えてこない場合もあります。髪型を自由に変えられなくなった事が原因で、精神的に病んでしまった人も少なくありません。前向きに治療を続けるためにも、抗がん剤が原因で毛髪が抜けるようになった段階で、医療用かつらを選んでみてください。

髪の毛が薄くなってきた部分だけを隠せる、部分用の医療用かつらを購入しておく事で、がん治療を続ける際のストレスを軽減する事もできます。周囲に頭部を見られる事が辛くて、帽子を被るしかなかったという人でも、好みの髪型に整えながら外出する事が可能です。

人工毛の色合いを変えたものも販売されているので、一度は髪の毛を染めてみたかったという人も、人工毛を美しく染め上げた医療用かつらを選んでみてください。激しい動きでも人工毛がズレる事もない、スポーツ向きの製品も用意されていますから、医療用かつらのおかげで活発に行動できるようになる可能性もあります。